ご挨拶
社長photo  代表取締役 板垣好紀 

ご挨拶

 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 ここに、当社グループの第144期((2018年4月1日から2019年3月31日まで)の営業の概況についてご報告申し上げます。
 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境や所得環境の改善が続くなか、個人消費の持ち直しや設備投資の増加など、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、通商問題や海外経済の動向に留意する必要があるなど、依然として不透明な状況が続きました。
 このような環境の下、当社グループは各事業分野において積極的な営業活動を展開し、収益基盤の強化と収益の確保に努めてまいりました。
 この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、前期と比較し、売上高は商事事業の輸入炭の販売価格が上昇した一方、船舶輸送量が減少したこと等により、360億5百万円(前期比0.4%減)となりました。また、利益面につきましては、サービス事業のうち、給食事業の不採算部門からの撤退に伴う費用増等により、営業利益は9億26百万円(同6.4%減)、経常利益は7億38百万円(同11.1%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失の減損損失を計上したこと等により2億91百万円(同42.7%減)となりました。
 今後のわが国経済の見通しは、引き続き雇用・所得環境の改善、各種政策による効果も期待され、緩やかな回復基調で推移することが見込まれるものの、米国・中国間の通商問題、英国によるEU離脱問題等、今後の動向等によっては景気が下振れする懸念があるなど、不透明な状況で推移すると思われます。
 このような状況下、当社グループは「企業の社会的責任を果たしながら、積極的な事業活動を行い、人々の豊かな暮らしの実現に貢献する」という経営理念のもと、各事業分野において適切な事業の選択と集中を継続して行うとともに、経営の効率化を図り、安定的な経営基盤の確立を目指してまいります。

1.既存事業分野への取り組み
 当社グループを支える既存事業を強化し安定的な収益確保に取り組んでまいります。
 商事事業における輸入炭販売につきましては、当社グループの特性を生かしたサービスの提供により、販売数量の拡大に努めます。
 不動産事業における不動産賃貸事業につきましては、既存物件の高稼働率の維持、優良な新規賃貸収益物件の取得を推進してまいります。また、マンション管理業につきましては、顧客満足度を高めマンション管理組合のニーズに応え新規受注の獲得を目指します。
 サービス事業における有料老人ホーム事業につきましては、入居者のニーズに合った商品の多様化を図り稼働率の向上に努めてまいります。
2.新事業分野への取り組み
 新たな収益源を確保するため、新事業分野への取り組みを積極的に進めてまいります。
 北海道釧路市におきましては、2020年稼働予定の釧路石炭火力発電所プロジェクトに関連する事業に参画し、当社グループの新しい収益源の確保に引き続き努めてまいります。
 加えて、当社グループにとってシナジー効果のあるM&Aについても検討してまいります。
3.コーポレートガバナンス充実への取り組み
 当社グループは今後とも、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでまいります。具体的にはコーポレートガバナンス・コードへの適切対応、内部統制システムの構築・運用、グループ企業行動指針等の遵守、リスク管理の適切運用等を行います。これらの実現のため、研修・教育等を役職員に実施いたします。

当社グループは、新しい中期経営計画(2018年度から3年間)の達成に向け役職員一同取り組んでおります。

株主の皆様におかれましては、今後とも引続き温かいご理解と倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


社長プロフィール

●氏  名
代表取締役 板垣好紀

●出身地
北海道

●生年月日
1960年5月3日

●経歴
1984年 4月 当社 入社
1998年10月 当社 総務部総務課長
2006年10月 当社 総務部長
2007年 6月 当社 取締役
2015年 6月 当社 常務取締役
2017年 6月 当社 代表取締役社長